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オジサン(魚)の美味しい食べ方!魚屋直伝の本格「中華蒸し」と「炙り刺身」

前回の記事で、ふざけたような名前の魚「オジサン」が、実は正式名称であり、適切な処理をすれば磯臭さなど全くない極上の白身魚であることをお伝えしました。
「じゃあ、実際にどうやって食べるのが一番美味しいの?」と気になりますよね。

今回は、スーパーで超格安で売られていたオジサンを2匹使って、ご家庭の食卓が一瞬で高級レストランに変わる「究極の2品(炙り刺身&本格中華蒸し)」の作り方を、魚屋の私が徹底解説します。

私の地元では人気がないため超安値で買えましたが、味を知っている人間からすると「最高のお宝」です!

この魚が「まずい」なんて、もう二度と言わせません。家族も大絶賛したフルコースレシピ、ぜひ試してみてくださいね!

レシピ①:脂がジュワッ!オジサンの「炙り」と「お刺身」

新鮮なオジサンが手に入ったら、まずは絶対に外せないのがお刺身、そして「皮目の炙り(焼き霜造り)」です。
作り方は、三枚におろして血合い骨を取り除き、サクにするだけ。炙りの詳しい手順は前回の記事も参考にしてみてくださいね。

サワラや太刀魚とは違う「力強い弾力」

オジサンの皮には旨味と脂がたっぷりと蓄えられています。バーナーで一気に炙ると、皮の下からジュワッ!と脂がはっきりと染み出してきて、キッチンにたまらない香ばしさが広がります。

手前が香ばしく炙ったもの、奥が皮を引いた普通のお刺身です。

【魚屋の食レポ】

実際に食べてみると、サワラや太刀魚の炙りのような「フワッ、トロッ」とした溶ける食感とは違い、加熱されてギュッと収縮した皮と身が、ブリンッとした力強い弾力と噛み応えを生み出します。
皮を引いた普通のお刺身は、ほんの少しだけ魚特有のクセ(良い意味での個性)を感じますが、皮目を炙ることでそのクセが香ばしさで完全にマスキングされ、純粋な脂の甘みだけをガツンと感じられます。個人的には「炙り」が圧倒的におすすめです!

レシピ②:熱々ごま油が香る!極上の「中華蒸し(清蒸魚)」

お刺身で前菜を楽しんだ後は、いよいよメインディッシュです。
オジサンの上質な白身のポテンシャルを120%引き出すのが、中華料理の定番である「清蒸(チンジョン)風の中華蒸し」です。

中華蒸しの材料(1匹分)

  • オジサン: 1匹
  • 白髪ねぎ: たっぷり(長ネギ1本分くらい)
  • 千切り生姜: たっぷり(大きめ1片分)
  • お好みの野菜: 適量(今回は「アスパラ菜」を1束茹でて敷きました。菜の花やほうれん草など、タレを絡めて美味しく食べられる野菜がおすすめ)
  • ごま油: 大さじ3
  • お好みで: パクチーや三つ葉などの香味野菜

【万能・特製タレの材料】

  • ポン酢: 100cc
  • みりん: 50cc
  • 醤油: 大さじ2

1. 特製タレを作る(余ったら万能調味料に!)

まずは、タレの材料(ポン酢、みりん、醤油)を小鍋に入れ、みりんのアルコールを飛ばすように軽く沸騰させ、少しだけ煮詰めておきます。
今回のお魚にかけるには少し量が多いですが、このタレは超優秀な万能調味料になります。余ったら、揚げたアジとお野菜を漬けて南蛮漬けにしたり、鶏肉に絡めて焼いたりしても絶品ですよ!

2. 臭みを消すための完璧な下処理

オジサンのウロコ、エラ、内臓を取り除きます。ここで最も重要なのが、背骨の裏にある「血合い」をブラシ等で綺麗に洗い落とすことです。
泥臭さや磯臭さを出さないための、絶対に手を抜いてはいけないポイントです。

3. オジサンをしっかり蒸す(20分)

今回は立派なサイズで蒸し器に入りきらなかったため、半分に切ってから蒸し器に入れました。強火で20分程、しっかりと蒸し上げます。

【パサパサにならない秘密】

「魚を20分も加熱したら、水分が飛んでパサパサのシーチキンみたいになるのでは?」と心配するかもしれませんが、大丈夫です。
オジサンの身はタラ(鱈)に似た身質をしており、しっかり加熱してもパサつくことはありません。むしろ、じっくり蒸すことで余分な水分と一緒に残った臭みが全て流れ落ち、純白の極上な白身だけが残ります。

※蒸し器がない場合は、フライパンにお湯を少し張り、お皿に乗せた魚を入れて蓋をし、蒸し煮にしてもOKです。その場合、お皿に溜まった魚の汁(臭みが出ている水分)は捨てて、料理には使わないでくださいね。

4. 熱した「ごま油」をジュワッとかける!

お皿に、あらかじめ茹でておいた野菜(菜の花やアスパラ菜など)を敷き詰め、その上に蒸し上がった熱々のオジサンを乗せます。
さらにその上から、山盛りの白髪ねぎと千切り生姜を乗せます。

小さなフライパン(または小鍋)にごま油(大さじ3)を入れ、煙が出る直前までカンカンに熱します。
そして、魚に乗せたネギと生姜の上から、熱々のごま油を一気に回しかけます!

「ジュワワワッ!!」

油が弾ける強烈な音と、ネギとごま油の香ばしい匂いがキッチンに爆発し、テンションが最高潮に達します!

最後に、作っておいた特製タレをたっぷりとかけ、お好みでパクチーなどを添えれば完成です。
(※我が家は4人家族のうち1人だけパクチーが苦手なので、今回は別添えにしました笑)

実食:骨離れが良く、家族も絶賛する味

ごま油の香りをまとったネギと生姜、そして特製タレを、オジサンのふっくらとした身にたっぷりと絡めていただきます。

一口食べれば、もう笑いが止まりません。完全に高級中華料理店の味です。
身の質が本当に上品で、骨からの「身離れ」が非常に良いため、お箸でホロッと簡単に取れてめちゃくちゃ食べやすいのも高ポイントです。
下に敷いたアスパラ菜にも、魚の旨味とタレが染み込んで無限に食べられます。

夕食の食卓に出してみたところ、普段から私の魚料理を食べている妻も娘たちも「このお魚、すごく美味しい!」と、あっという間にお箸を進めてくれました。これが、オジサンが「美味しい高級魚」であることの何よりの証明ですね。

まとめ:見つけたら即買いの超優良魚!

「まずい」「臭い」と敬遠されがちなオジサンですが、丁寧な下処理と、その身質に合わせた適切な調理法(炙りや中華蒸し)を選ぶだけで、誰もが驚くほどの極上白身魚へと大化けします。

ちなみに、オジサンは少し水分が多い魚なので、塩水に漬けて干物(ひもの)にしても、臭みが抜けてホロホロ食感の最高のおかずになるはずですよ。

スーパーの鮮魚コーナーで、この変な名前の魚を見つけたら大チャンスです。ぜひ迷わずカゴに入れて、ご家庭で最高のフルコースを味わってみてくださいね!

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