「青ナマコは赤ナマコに比べて柔らかい」のが特徴ですが、個体差によっては皮が硬かったり、独特の磯の香りが強くて苦手という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時にぜひ試していただきたいのが、今回ご紹介する「サカシュン流・茶ぶり(ちゃぶり)」です。
お茶でサッと煮るというひと手間を加えるだけで、皮の繊維がほどけて「サクッ」と歯切れが良くなり、気になる臭みも完全に消え失せます。この方法で作ると、我が家では魚好きの娘2人が「美味しい!」と奪い合って完食してしまうほどです。
サカシュン流レシピのポイント
- 緑茶の成分で臭み消し&皮まで柔らかく
- 所要時間は下処理含めて約15分
- 子供も飲める!?酸っぱすぎない「簡単三杯酢」
準備する材料
- 青ナマコ: 1〜2匹
- 塩: 多めに(ぬめり取り用)
- 緑茶(粉末でOK): 大さじ1程度(濃い~色になってればOK!または茶葉を濃く煮出す)
- ポン酢、大根おろし、一味唐辛子: 適量
工程1:ナマコをさばく(内臓出し)

まずはナマコの両端(口と肛門)を1cmほど切り落とします。
※切るときに水が飛び出るのでシンク内での処理をおすすめします!

腹側(平らな方)に包丁を入れて開き、内臓を取り出します。大きいナマコの場合は、この時点で半分に切っておくと扱いやすいです。
さすが青ナマコ、砂をたくさん食べているだけあって腸のボリュームが凄いです!内臓を取り出した後、身の内側に白い薄い膜や筋が残っているので、スプーンや親指の爪でこそげ取って綺麗にします。
※取り出した腸は「このわた」になりますが、今回は身の調理をメインにするため割愛します。
工程2:塩もみでぬめりを取る

ボウルにナマコと多めの塩を入れ、手で力強く揉み込みます。
すぐに泡立ったようなドロドロのぬめりが出てくるので、流水で洗い流します。これを2回〜3回繰り返してください。ここでしっかりぬめりを取ると、雑味が消えて食感が洗練されます。
工程3:魔法の工程「茶ぶり」
ここからが味の決め手です。

鍋にお湯を沸かし、粉末緑茶を入れて「濃いめのお茶」を作ります。色は写真のようにしっかり緑(または茶色)になるくらいが目安です。

沸騰したお茶の中にナマコを入れます。
茹で時間は「約30秒」です。これ以上長く煮ると、逆に縮んで硬くなってしまうので注意してください。表面の色がサッと変わり、少し身がキュッと締まる程度でOKです。
【茶ぶりの効果】
比較的柔らかい青ナマコでも、大きい個体はどうしても皮が硬い場合があります。
お茶でサッと煮ることで、皮の繊維がほどけてお子様でも噛み切れるほど食べやすくなり、生臭さも消えて旨味だけが残ります。
氷水で急冷する

30秒経ったらすぐにザルにあげ、用意しておいた氷水に入れます。
これで余熱で火が入るのを防ぎ、食感をベストな状態でキープします。
工程4:切り方と盛り付け

水気を拭き取り、食べやすい大きさにスライスします。
茶ぶりをして柔らかくなっているので、少し厚めに切るのがおすすめです。ナマコ特有のモチモチ感と、歯切れの良い食感の両方を楽しめます。

器に盛り、たっぷりの大根おろしと一味唐辛子を添え、ポン酢をかければ完成です!
大葉やミョウガのみじん切り、アサツキ(細ねぎ)などを散らすと、さらに風味が良くなります。
アレンジ:もずくと合わせるなら「黄金比の簡単三杯酢」
ナマコ酢をもずくと合わせて「かちり(ナマコともずくの酢の物)」にするのも最高です。
ただし、市販のポン酢をもずくにかけると酸味が強すぎて絡みすぎてしまい、お子様が酸っぱがって食べないことはありませんか?
そんな時は、ポン酢ではなく「まろやかな三杯酢」にするのがサカシュン流の正解です。
【サカシュン流・子供も飲める黄金比タレ】
- 酢: 大さじ4
- 砂糖: 大さじ2
- 醤油: 小さじ2
- 白だし: 小さじ2
まとめ:茶ぶりで青ナマコはもっと美味しくなる
青ナマコはもともと柔らかいのが特徴ですが、個体によっては皮の硬さやクセを感じることもあります。
しかし、この「茶ぶり」というひと手間を加えるだけで、皮まで柔らかく、臭みのない上品な味わいに仕上がります。
「子供が完食した」というのが何よりの美味しさの証明です。スーパーで青ナマコを見かけたら、ぜひサカシュン流の下処理で、コスパ最強の絶品おつまみを作ってみてください。